平成29年8月定例講座を開催しました
こんにちは。松花堂昭乗研究所です。
8月12日(土)の午後、定例講座を開催しました。
お盆ですが、庭園は開園、美術館も展覧室は閉室中ですが、施設は開館しています。
定例講座は、皆さんご予定も多いのか出席者少なめとなりました。
前半は、個人蔵の「二月二日付瀧本坊書状」をよみました。
署名に「瀧本坊」とありましたが、必ずしも昭乗さんの書状ではないことも視野に入れてよむ必要のある書状でした。
宛所はみえませんでしたが、「との様」、「蔵人」などの語から武家関係の人物が想定されました。
尾張に行った折にお世話になったことが、想像される内容でした。とはいえ、宛所の人物は平生、尾張というより、男山に近いところに居るように思われる人です。
書状に書かれたちょっとした言葉から、背後関係などを推測することは、一見地味ですが(実際も地味ですね)楽しいです。
後半は、また別の「遠州宛式部卿書状」(個人蔵)を読みました。式部卿時代の昭乗さんが、小堀遠州に宛てた書状です。こちらもまた興味深く、たいへん勉強になる内容でした。
来月の定例講座は9月9日(土)の開催となります。
ちょうど、初秋の展示「八幡の焼物南山焼」の初日にあたります。
おたのしみに。
来月もよろしくお願いいたします。
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